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東京近郊で人気の和装前撮りロケーション

コンクリートジャングルである東京近郊には、和装の似合うロケーションがないとお考えではないでしょうか。実は、その考えは間違っており、東京近郊にも和装の魅力を引き立たせてくれるような風情の良いロケーションは数多く存在します。

そこで、今回の記事では、東京近郊で人気の和装前撮りロケーションをご紹介します。また、東京だけではなく、茨城、神奈川などの周辺県にあるロケーションも同時に紹介しているので、それらの県にお住まいの方にも参考になる記事です。

結婚式などの大切なイベントの写真は、和装で日本人らしく決めたいとお考えの方は、是非最後までご覧下さい。

東京近郊の和装前撮り人気ロケーション24選

以下では、東京近郊の地域ごとに計24ヶ所の和装前撮りロケーションをご紹介します。なお、対象地域は以下のとおりです。

◇千葉近郊のロケーション
◇横浜近郊のロケーション
◇西八王子近郊のロケーション
◇埼玉近郊のロケーション
◇鎌倉近郊のロケーション
◇東中野近郊のロケーション
◇阿佐ヶ谷近郊のロケーション
◇浅草橋近郊のロケーション

千葉近郊のロケーション

千葉縣護国神社

千葉縣護国神社は、戊辰の役、日清戦争、日露戦争、満州事変、大東亜戦争などの戦没者を祀る神社です。明治11年に建てられた神社なので、100年以上の歴史があり、境内は厳かな雰囲気に包まれています。

神前結婚式が行えるスポットとしても知られており、日本の伝統的な風景をバッグに人生の門出を写真に収めることができます。

また、初宮詣や七五三などの子供の成長を祝うイベントでも活用可能です。

千葉縣護国神社から約400mの場所には、広大な千葉公園があります。千葉公園には、湖やたくさんの木々があり、とても自然豊かなロケーションです。また、千葉公園は桜の名所としても知られています。春に撮影を行えば、色鮮やかなピンク色の景色があなたを迎え入れてくれることでしょう。

四季亭

四季亭は、和風な造りの古民家風ロケーションです。古き良き日本を感じさせてくれる造りとなっているため、着物との相性は抜群でしょう。伝統的な和室と、縁側、小さな庭があるので和装前撮りにうってつけのロケーションです。華雅苑が所有している古民家風ロケーションです。

見浜園

見浜園は、幕張海浜公園の中に設置された緑豊かな日本庭園です。また、見浜園にある池には、美しい鯉が泳いでおり、エサを与えて楽しむ方もいます。

見浜園は、都会のど真ん中にありますが、その空間だけはまるで過去にタイムスリップしたかのような風景に囲まれています。そのため、和装が周りの風景と自然にとけ込み、和装を着た方の魅力をより一層引き立ててくれます。

横浜近郊のロケーション

東京近郊に負けず劣らず、横浜近郊にも和装前撮りにおすすめのロケーションがあります。

三渓園

生糸貿易で巨万の富を得た実業家・原 三溪氏が手掛けた日本庭園です。総面積17万5000平方メートルの広大な敷地からなる庭園で、これは神奈川では最大規模を誇ります。園内には、臨春閣、天授院、月華殿などの重要文化財や、鶴翔閣、御門などの市指定有形文化財がいくつか存在し、和装が映える撮影スポットが多いです。

また、春にはユキヤナギ、桜、ヤマブキ、フジ、夏にはスイレン、アジサイ、秋にはハギ、イチョウ、モミジ、冬にはツバキ、ウメと季節ごとに咲く花が様変わりするので、ある季節を狙って訪れるのも良いでしょう。

大桟橋

大桟橋は、国内で最大規模を誇る港に設置された橋です。この橋が誕生したのは1894年のことで、長さ457m、幅19メートルと当時としてはとても巨大な橋でした。それから100年近く経った1989年に大規模な改修工事が行われ、現在に至ります。

大桟橋と大型客船ターミナルからなるこの施設は、横浜の近代的な街並みを一望することができ、デートスポットとして人気が高い場所です。

大桟橋周辺は、近代的な景色が広がっており、神社や日本庭園などとはまた異なる面白い絵が撮れます。また、青い空と一面に広がる海を背景に写真を撮れば、非常に明るく爽やかな印象の作品に仕上がるので、結婚などのお祝い事の写真として最適でしょう。

西八王子近郊のロケーション

諏訪神社

1570~1573年頃に八王子城主である北条氏照氏が造営した神社です。諏訪神社の社伝によれば、1126年に創祀したと記述されているため、1000年近くの歴史を持つ神社ということになります。

境内は厳かな雰囲気が漂っており、和装に身を包めば、趣ある写真がとれることでしょう。

特におすすめのロケーションは、「一の鳥居」「神楽殿」「拝殿」「加納稲荷社」などの伝統的な建築物を背景とした構図です。和装の鮮やかな色彩と落ち着いた自然な色合いの建物とのコントラストで、被写体をより魅力的に撮ることがでできます。

昭和記念公園

昭和天皇在位50年を記念して設置された公園です。東京ドーム約40個分ほどの広大な敷地に雄大な自然と様々なアトラクションが設置されており、周辺住民の憩いの場としても親しまれています。昭和記念公園は、日本の都市公園100選に選出されており、まさに都会のオアシスと呼べる場所です。

おすすめ撮影スポットは、「浮遊の庭」「こもれびの里」「トンポの湿地」などが挙げられます。

浮遊の庭では、自然の中に伝統的な建物が見事に調和しており、秋には色鮮やかな紅葉で包まれます。こもれびの里は、昔ながらの建物、田畑や池などが設置されており、まるで田舎町にいるような錯覚に陥ることでしょう。トンボの湿地は、トンボやおたまじゃくし等の様々な生物が生息する人工の湿地で、昭和の夏休みの風景を思い起こさせてくれます。

昭和記念公園は、季節に応じて表情が変化します。例えば、秋にはコスモスが咲き誇り、冬にはイルミネーションで綺麗にライトアップされます。このような季節ごとの違いを頭に入れておけば、自分の理想とする時期を狙って撮影を行うことができます。

真覚寺

1234年に長山修理亮忠好らにより建立された、約800年の歴史を持つお寺です。日本の伝統美を感じる園内は、和装撮りロケーションとして人気が高いです。

真覚寺の有名な建築物を言えば、奈良時代に設置された金銅薬師如来倚像でしょう。この像は、八王子市の有形文化財に指定されており、地元住民に愛されています。また、ヒキガエルの蛙合戦で有名な心字池も見所の一つで、こちらは市の指定天然記念物に指定されています。

埼玉近郊のロケーション

埼玉近郊のロケーションは、
*花畑記念庭園
*花田苑
です。

花畑記念庭園

花畑記念庭園は、滝や小川、築山が設置された池泉回遊式の日本庭園です。足立区制定50周年を記念して作られました。敷地面積は9400平方メートルで、日本の伝統的な城郭をモチーフとしています。園内には、桜花亭と呼ばれる施設が設置されており、そこでは美しい日本庭園を一望することが可能です。また、和風の茶室、日本間だけではなく、洋室も完備しており、西洋風のロケーションで撮影することもできます。

また、併設されている花畑公園も和装前撮りロケーションにおすすめです。この公園では、約1.4ヘクタールの広大な敷地の中に約110本ものソメイヨシノが植えられており、春には園内が桜色に色づきます。この桜の花々が和装の鮮やかさをより一層引き立たせてくれることでしょう。

花田苑

風情のある草木と広さ約4000平方メートルの大きな池が魅力の日本庭園です。園内では静かな時が流れており、風情のある写真が撮影できます。

季節ごとに色彩や雰囲気が変化するところも花田苑の魅力です。春には桜、梅雨頃にはアジサイ、秋にはモミジが園内を明るく彩ってくれます。

鎌倉近郊のロケーション

鎌倉近郊では、
*海蔵寺
*瑞泉寺
*妙本寺
といった寺院がおすすめです。

海蔵寺

海蔵寺は、1253年に鎌倉幕府6代将軍・宗尊親王の命により藤原仲能らが建立した寺院です。1333年には一度全焼して無くなってしまいましたが、1394年に足利氏満の命により山内上杉憲定が再建しました。

小さめのお寺ではありますが、本堂、山門、薬師堂など素晴らしい和装前撮りロケーションがいくつか存在します。
本堂の中は、質素で落ち着いた雰囲気の和室となっており、わびさびを感じさせてくれます。山門にはハギが植えられており、秋には花が綺麗に色づき、これをバックに写真を撮れば、和装の魅力を最大限に引き出してくれることでしょう。薬師堂は、伝統的な造りの建物で、中には薬師如来坐像などの仏像が鎮座しています。

瑞泉寺

瑞泉寺は、1327年に夢窓国師により建立されたお寺です。夢窓国師は、南禅寺、浄智寺などの五山で住職を務めていた経験を持ち、天龍寺、恵林寺といった寺を開いた方としても知られています。また、後醍醐天皇をはじめ、朝廷から計7つの国師の称号を与えられており、これより「七朝の帝師」という名でも呼ばれています。

夢窓国師は、すぐれた作庭家であり、瑞泉寺の庭園は現在、国の特別名勝に指定されている、知る人ぞ知る名所です。とりわけ、「岩庭」「天女洞」の自然と見後に調和した姿は、是非とも写真に収めて欲しいスポットです。

岩庭は、その名から分かる通り、岩盤を削って作り上げた庭園です。これは、書院庭園のさきがけであるとされており、鎌倉に唯一現存する鎌倉時代の庭園でもあります。

天女洞も岩庭と同様、自然にある地形を上手く活用して作られた彫刻作品です。天女洞のすぐ目の前には貯清池と呼ばれる人工の池があり、これも見事に自然と調和しています。

このように、瑞泉寺は元々その土地にあった地形を活かして作られており、厳かで清らかな雰囲気が、和装の被写体をより清楚で美しく見せてくれます。

妙本寺

妙本寺は、順徳天皇に仕えていた儒学者の比企大学三郎能本により開かれたお寺です。日蓮宗最古の寺院としても知られています。

比企能員一族は、現在妙本寺がある場所に暮らしていましたが、1203年に起きた比企の乱で、北条一族の手により滅ぼされてしまいました。比企大学三郎能本は、奇跡的に何とか生き延びる事ができ、その時に日蓮聖人と運命的な出会いを果たします。

比企大学三郎能本は、日蓮聖人の布教活動を間近で見て、今は亡き比企能員一族の弔えるのはこの人しかいないと感じ、自分の屋敷を彼に献上しました。これが、後の妙本寺となります。

このように、悲惨な歴史から生まれた妙本寺ですが、現在はとても穏やかで平和な風景で溢れています。また、季節ごとに風景は様変わりし、春には桜が咲き、夏には蛍の光が舞い幻想的な雰囲気に包まれます。

比企谷の自然が作る繊細で風情のあるロケーションをバックに写真撮影を行えば、きっと素晴らしい一枚が撮れることでしょう。

東中野近郊のロケーション

東中野近郊で前撮りを検討している場合、
*肥後細川庭園
*沼袋氷川神社
*目白庭園
がおすすめです。

肥後細川庭園

昭和36年に東京都が細川家の家を買い取り、新江戸川公園という名で一般に公開し、昭和50年に管轄が文京区に移されたことで今の肥後細川庭園が形作られました。

この歴史的な背景から分かる通り、元々は細川家の住居、及び学問所としてこの施設は利用されていました。

肥後細川庭園は、目白台の関口台地上に作られた池泉回遊式庭園で、秋には紅葉で山々が紅く染まり、派手めな和装でも風景とよく馴染みます。もちろん、春の桜も紅葉とは違った魅力があり、おすすめです。

沼袋氷川神社

八岐大蛇(やまたのおろち)が登場する神話の主人公として知られる須佐之男命(すさのおのみこと)が祀られている、由緒正しき神社です。この神社にお祈りをする事で、五穀豊穣、災難除、子孫繁栄などのご利益を享受できるとされています。

このようなご利益があるとされる理由は、須佐之男命の伝記が関係しています。伝記の内容は、田畑に被害を与える存在であった八岐大蛇を須佐之男命が退治するといったもので、このような伝説から、五穀豊穣の神として称えられるようになったという訳です。

また、須佐之男命の勇敢な姿から、彼を信仰することで、病気や災害などの人々に降り掛かる苦難を逃れる事ができるとも考えられるようになりました。

沼袋氷川神社の見所スポットとしておすすめしたいのが、幸せを呼ぶとされている「三本願い松」です。この松に願うと、不運や災難に悩まされることが無くなり、幸福が訪れるとされています。とても縁起が良いので、結婚式などの人生の門出を祝うイベントに最適です。

目白庭園

目白庭園は、豊島区にある池泉回遊式の庭園で、池の周囲をぐるっと一周でき、様々な角度から写真撮影が可能です。

鈴木三重吉氏が手掛けた雑誌「赤い鳥」をモチーフにして建てられた数奇建築の建物「赤鳥庵」は、石垣の上に設置されています。そのため、庭園全体を一望でき、和装前撮りスポットとしておすすめです。

この屋敷の他にも、しっくいの白壁でできた「表門」、まるで水上に浮いてるかのように見える「六角浮き見堂」、見晴らしの良い「滝見台」などのスポットもおすすめです。

阿佐ヶ谷近郊のロケーション

阿佐ヶ谷近郊では、
*大田黒公園
*蘆花恒春園
が前撮りにおすすめのスポットです。

大田黒公園

紫綬褒章、文化功労章を受傷した音楽家・大田黒元雄の屋敷跡地に作られた日本庭園です。大田黒公園には、「正門」「イチョウ並木」「記念館」「茶室」「中庭」など見所スポット、撮影スポットが豊富です。

正門は切妻造りとなっており、屋根は棧瓦ぶきで作られています。落ち着いた佇まいで、和装前撮りに最適なロケーションでしょう。

正門を抜けると、樹齢100年を超えるイチョウ並木が御影石の両側に連なっており、壮大で赴きのある風景が楽しめます。

記念館は、大田黒氏の仕事場を改葬して作られた施設です。当時彼が実際に使用していたピアノや蓄音機などが展示されています。室内は西洋風の造りとなっており、モダンな雰囲気の中、和装姿で佇むべば、また違った赴きがあって良いでしょう。
一方、茶室は純和風な造りとなっているので、和装姿が良く映えます。

蘆花恒春園(ろかこうしゅんえん)

蘆花恒春園は、昭和13年に開園した、蘆花夫婦の屋敷跡に作られた庭園です。園内にはクヌギ、クスノキ、サワラ、ポプラなどの木々が植えられており、建物と自然が見事に調和しています。

この建物の元持ち主である徳冨蘆花氏は、明治から大正時代を代表する作家で、代表作には「自然と人生」「みみずのたはこと」といったものがあります。蘆花夫妻は、もともと東京の青山高樹町で暮らしていましたが、晴耕雨読の生活を実現させるためにこの庭園のある土地へ移住したと語っています。

蘆花恒春園の見所スポットは竹林です。園内にはモウソウチクの竹林があり、和装の鮮やかな色合いと竹林の厳粛な佇まいが良いコントラストを生みます。これにより、被写体の魅力がより一層引き立つことでしょう。

また、花の丘区域も撮影場所として人気が高いです。この区域には、高遠小彼岸桜、コスモス、ヒマワリなどの色鮮やかな花々が植えられており、明るく華やかな雰囲気の写真を撮る事ができます。四季に応じて咲く花の種類が変化するため、特定の季節を狙って訪れるのも良いでしょう。

浅草橋近郊のロケーション

浅草橋近郊のロケーションは、
*旧安田庭園
*猿江恩賜公園
*清澄庭園

がおすすめです。

旧安田庭園

旧安田庭園という名から分かる通り、元々は安田善次郎という方が所有していた建物です。彼の死後にこの建物は東京都に譲渡され、太平洋戦争後は墨田区が管轄する建物になりました。

旧安田庭園は、安田氏が居住する以前から存在していました。建設されたのは1688~1703年の期間であるとされており、300年以上の歴史を持つ伝統的な庭園です。
建設当初は、汐入回遊式庭園として親しまれており、当時の方々は、隅田川の水位に応じて変わる池の水位を楽しんでいました。今現在は、当時の水位の変化をポンプを設置することで人工的に再現しています。

時間帯や日によって池の水量が変化するので、旧安田庭園は生き物のような様々な表情を見せてくれます。そのため、今この瞬間にしか撮影できない、一生の思い出に残る貴重な写真を手に入れることができるでしょう。

猿江恩賜公園

猿江恩賜公園は、昭和7年に開園した自然豊かな公園です。昭和7年時は、南側の地区のみでしたが、昭和58年に北側の地区も整備され、今のような公園の姿になりました。
大きな湖と、園内に生い茂る緑からなる落ち着いた景色が、和装の魅力をより一層引き立たせてくれます。

清澄庭園

清澄庭園は、昭和7年に開園した、東京都の名勝に指定されている有名な庭園です。園内には、クロマツ、カンヒザクラ、アジサイ、ツツジなどの様々な草花が生い茂っており、風情のある景色が一面に広がっています。

江戸時代には、この庭園がある土地に紀伊國屋文左衛門の屋敷があったとされています。また、1716~1736年頃は、下総国関宿の藩主・久世大和守の屋敷として利用されており、この時に今の庭園の原型が形作られたと考えられています。

関東大震災の時には、避難場所として活用され、多くの人の命を救ったことでも有名です。その事がキッカケで、当時庭園を所有していた岩崎家が園内の一部を東京市に寄附し、市が公園として一般の方々に公開。こうして、今の清澄庭園が出来上がりました。

清澄庭園のおすすめロケーションは、「泉水」「磯渡り」などが挙げられます。泉水では、3つの中島を有する綺麗な池と数寄屋造りの建物の背景に写真撮影が行えます。また、園内には野鳥が数多く生息しているため、運が良ければ一緒にフィルムに収めることも可能です。

妥協せず最高の一枚を撮ろう

東京近郊で人気の和装前撮りロケーションについてご紹介しました。東京でも少し足を延ばせば伝統的で風情のあるロケーションがそこら中に点在している事がお分かり頂けたと思います。

誰しも結婚式などの人生の門出を祝うイベントの写真は、綺麗にできるだけ綺麗に残したいと考えるものです。人生に一度きりのイベントであれば、妥協してはいけません。記事内でご紹介したスポットは、どこも大変素晴らしい場所なので、きっと後悔のない最高の一枚を写真に収めることができるはずです。是非訪れてみて下さい。

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